中央値、平均値、最頻値の違い

中央値・平均値・最頻値は、ものごとに対して「普通」の数値を示す言葉ですが算出方法が違います。
まず初めに「中央値」はデータを大きい順や小さい順などに並べて、中央に位置する値のことを言います。例を挙げると5人の成績順に並べてみた場合、3番目に位置する人の点数が「中央値」になります。
続いて「平均値」は全部のデータをを足し合わせて、データの数で割った数値のことを呼び、文字通り平均をして得られた数値のことになります。
最後の「最頻値」ですが、頻繁の「頻」という言葉から「最も有りがちな数値」という意味で、集めたデータの中で一番多い数値のことを呼びます。例えると、100人の人がテストを受けた結果、「50点を取った人 10人」「60点を取った人 20人」「70点を取った人 40人」「80点を取った人 20人」「90点を取った人 10人」なら最頻値は一番多い70点となります。

このように似たような意味を表す言葉ですが、算出方法が違うためデータに違いが出ます。私は理系の大学に通っていたのですが、実験でこの数値の違いを理解していなかったためデータの算出方法を間違え、卒論が大変だった経験があります。その経験のおかげで会議などに出てくるデータに対して、算出方法を確認するクセが付き、細かいミスに気付く場面が多々あります。